便秘 医者 治療

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便秘で医者から治療を受ける場合。処方薬の下剤は飲み続けて大丈夫?

 

管理人の加藤です。

 

このページでは、便秘でお医者さん
の治療を受けるときに処方された
薬について、私の経験談なども
合わせて書いています。

 

 

便秘で病院へ行くと下剤を処方
されることがありますよね。

 

お医者さんの指示によって下剤を
処方されているので、大丈夫だと
思うけど、下剤を長い期間飲むのは
良くないというのも聞いたことがある。

 

1ヶ月〜2ヶ月と下剤を飲んでも
本当に大丈夫なんだろうか?

 

そう不安に思う事もあるのでは
ないでしょうか。

 

 

お医者さんに処方された薬とはいえ
下剤を飲み続けても大丈夫なの?

 

その疑問について、本などから
学んだ知識と自分の体験談からの
考察などを紹介していきます。

 

 

 

〇処方された下剤を飲み続けても大丈夫なの?

 

まずはじめに書いておきたい事が、
下剤と言っても色々な種類がある
ということです。

 

大きく分けると刺激性下剤や
機械性下剤、そして浣腸等の
種類に分かれているんですね。

 

 

一般的に、下剤を長期間飲み続ける
ことは良くないと言われていますが、
大腸や結腸を刺激するタイプの下剤
である「アントラキノン系」の下剤を
常用することは避けるべきです。

 

 

この常用を避けた方がいい下剤は
市販薬にも多いのですが、成分に
センナやアロエ、大黄といったもの
が使われています。

 

 

こういった大腸や結腸を刺激する
下剤について、私が今まで読んで
きた便秘に関する本においても、

 

・緊急時に使うべきもの

 

・長期間の使用や常用h避けるべき

 

だと書かれていました。

 

 

また、便秘に対して下剤を処方
しないようにしているというお医者
さんの本もありましたね。

 

 

その理由としては、下剤では便秘の
根本的な解決にはならないからと
いうことがまず一つ。

 

そしてアントラキノン系下剤に
ついての副作用や常用する
危険性についても語られていました。

 

 

アントラキノン系下剤の副作用や
危険性として言われていることは、

 

・下剤を使って出すことに慣れると腸の動きが衰える可能性がある

 

・自然な便意を感じなくなる可能性がある

 

・腸の壁が黒くなる可能性がある(大腸メラノーシス)

 

 

こういった副作用などの影響により
さらに便秘が悪化してしまうことに
繋がる恐れもあるという事なんです。

 

 

アントラキノン系の下剤はこの様な
理由から、常用したり長期間
使用することは避けるべきだと
言われているんですね。

 

 

私自身、便秘で長いこと悩んで
いましたが、下剤についての危険性
を知ってからはそういった下剤は全く
使用していません。

 

 

ですが、病院へ行って治療を受ける
ことを決めた場合にはプロである
お医者さんの意見や考えを第一に
すべきではないかとも思っています。

 

そのため、もし処方された下剤が
大腸や結腸を刺激性するタイプの
下剤で、それを長期間使用しても
大丈夫なの?

 

と、気になる場合には、まずは
診察をしてくれたお医者さんに
相談すべきではないでしょうか。

 

 

そして相談した結果、まだどこか
不安だなぁと思ったら別の病院で
診察を受けて聞いてみるというのも
ありだと思います。

 

 

そうしてプロであるお医者さんの
意見を聞きつつ、自分なりに
調べた知識なども総動員して
考えていくことが重要ではないか
と私は思っています。

 

 

 

〇下剤を長期常用していた私の経験談。

 

私は胃腸科へ10年以上通っていた
経験があり、その間治療として
下剤を常用していました。

 

ですが私が常用していた下剤は
刺激性下剤ではありません。

 

 

確か、診察してくれたお医者さんが

 

「便秘は無理に出せばいいという物でもない」

 

といったような事をおっしゃられていて、
刺激性下剤を処方されたことは
ありませんでした。

 

 

私が処方されていたのは、
機械性下剤です。

 

機械性下剤は便を軟らかくしたり
するというような作用がある下剤で、
酸化マグネシウムという薬を
処方されていました。

 

 

酸化マグネシウムは、便の水分を
増やして軟らかくするという作用が
ある薬で、機械性下剤の中の
「塩類下剤」という種類です。

 

この酸化マグネシウムを治療薬の
ひとつとして、長い期間私は飲んで
いたんですね。

 

 

具体的な期間はわかりませんが、
胃腸科へ行くたびに処方されて
いたので、数年単位になります。

 

その間、お医者さんに相談したうえで
自分で量を調整して飲んだり、時に
飲まない日があったりしたのですが、
最低でも1年以上は続けて飲んで
いたと思います。

 

 

酸化マグネシウムは、腎臓に障害が
ある場合には避けた方がいいとは
言われていますが、副作用が起こり
にくい下剤です。

 

長期間飲んでいましたが、辞めた今
でも便意が起きないなどそういった
副作用は特に起きていません。

 

 

2年前に行った腸の検査でも、
特に問題もなく腸は綺麗だと
いわれました。

 

 

私が下剤を長い期間飲んでいた
経験談は以上となります。

 

 

 

 

〇下剤を飲んでいる時は多少食べ過ぎても太らない?

 

下剤をお医者さんに処方されている方の質問で、

 

「下剤を飲んでいると、毎日スッキリするから多少食べ過ぎても太らないんですか?」

 

といった質問がありました。

 

 

確かに、毎日しっかりとたくさん
出せてスッキリできている場合、
少々食べ過ぎても大丈夫かも?
と思ったりしちゃいそうですよね。

 

 

たまに、「下剤でやせる」なんて
話も聞いたりします。

 

そのため、しっかりと毎日排便が
できていれば、体重は増えないの
ではないか?という考えが浮かぶ
こともあるでしょう。

 

 

ですが、本当に下剤でやせること
なんてあるのでしょうか?

 

その答えは以前読んだ本に
書いてありました。

 

 

答えから言うと、

 

「下剤で体重が減るなんてことはない」

 

ということなんです。

 

その理由は、食べたものの栄養の
大半が小腸で吸収されるから
ということです。

 

 

毎日スッキリするほど出せている
としても、食べた物の栄養の大半
が小腸で吸収されているのなら
その分体重が増えることに繋がる
ということなんだなと私は認識しました。

 

 

 

ただ、ひどい便秘の経験者としては
便秘がスッキリすると一時的に
体重が減るというのも経験が
ありますね。

 

その理由として考えられるのは
何日も出せずにお腹に溜まって
いたものを出せたので、その分
減ったんだろうなということ。

 

ぽっこりお腹が戻ったりといった
見た目的な変化もありました。

 

 

ですが、この変化はあくまでも
溜まっていたものを出せたから
ということだと思います。

 

腹痛が起きて全て出したあとの変化
なので下剤は使用してません。

 

 

便秘が重症になってしまう
流れの一つとして、

 

「ダイエット目的での下剤使用」

 

があるそうです。

 

 

下剤でやせるという話から下剤を
軽い気持ちで使い始める。

 

太りたくないから出さなきゃ、と
いう気持ちから下剤を毎日の
ように使うようになってしまう。

 

そうしていくうちに下剤が無いと
便意が起きなくなり排便できなく
なってしまう。

 

そしてどうしようもなくなり病院へ
かけこむ、という流れです。

 

 

下剤が無いと排便ができないと
いう下剤依存に陥ってしまうのは
とても怖いことですよね・・・。

 

 

なので、私はダイエット目的で
下剤を使うということはやめた方が
いいと思っています。

 

 

 

〇まとめ

 

下剤の長期運用について書いて
きましたが、最後にまとめておきますね。

 

 

まず、下剤には種類があります。

 

その中でもセンナや大黄、アロエ
などを使用している大腸や結腸を
刺激するタイプの下剤である、
「アントラキノン系」と呼ばれて
いる薬を長期間使用することは
良くないと言われています。

 

 

その理由は、副作用が大きいことです。

 

下剤を使わないと排便ができなく
なってしまうことになる可能性がある
などの副作用があるんです。

 

 

そのため、アントラキノン系の
下剤を常用したり、長期間
使用することは良くないと
言われているんですね。

 

 

もしそういった下剤をお医者さんに
処方された場合、治療のために
飲み続けていいのか、疑問や
不安に思う事があると思います。

 

そういった場合には、自己判断で
辞めずに、まずは処方してくれた
お医者さんに相談すべきだと
私は考えます。

 

 

お医者さんの治療についての
考えもあると思うので、それを
しっかりと聞いて理解するのも
必要だと思うからです。

 

それでも不安だという場合には、
他の病院へ診察を受けに行き
別のお医者さんに聞いてみると
いうのもありかなと思います。

 

 

以上、何か参考になれば幸いです。

 

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