頑固な便秘

 このエントリーをはてなブックマークに追加 

頑固な便秘を治したい!下剤を使わず自然なお通じをするには。

 

管理人の加藤です。

 

このページでは、頑固な便秘で悩まされている方に
向けた情報を紹介しています。

 

 

紹介している内容は大きく分けて3つで、

 

〇頑固な便秘で下剤を使わないほうがいい理由

 

〇下剤を使う事による問題点

 

〇下剤を使わず自然なお通じをするために必要なこと

 

という内容になっています。

 

 

私も頑固な便秘に悩まされていた経験があるので
その経験から、頑固な便秘を改善するために
勉強したことをこのページで紹介していきますね。

 

 

ただ、便秘を治す方法にも様々な方法があり、
その方法を試して効果がでるかは個人差が
あると思います。

 

なので、私がご紹介している内容で効果があるか
わかりませんが、頑固な便秘で悩んでいるあなたに
何か一つでもお役に立つ内容をお届けできたら
嬉しく思います。

 

 

 

 

〇頑固な便秘で下剤を使わないほうがいい理由

 

頑固な便秘になると、お腹が張るし苦しいし、
お腹がパンパンになって重いし、出てない事が
気になって心配になり気持ちも重くなりますよね。

 

便秘のせいでお腹が痛くなる時もあるし、
また痛くなったらどうしようといった不安も
感じて元気も出なくなってきたりして・・・。

 

なんとか出したい!スッキリしたい!と思うけど
排便痛も起きなくて、どうしたら自然なお通じが
やってきてくるの!?と考えて悩んだり、イライラ
したりしてしまうこともあります。

 

 

そして出ないことによる不安とイライラを
解消したいという気持ちが強くなったときに、
もう仕方ない!と使ってしまうのが、下剤。

 

CMでよくみるコーラックや武田漢方便秘薬と
いった市販されている下剤を使用する場合が
多いのではないでしょうか。

 

 

コーラックなどの下剤を使うと確かに排便通が
起きて、一時的にはスッキリします。

 

使えばスッキリできるので、頑固な便秘には
下剤を使ってなんとかしている、と言う方も
多いのではないでしょうか。

 

私も頑固な便秘で悩んでいた時に病院で
もらった下剤を一時的に使用していた事が
あります。

 

 

しかし、頑固な便秘と言えど、便秘に
たいして下剤を使ってなんとかする
というのは良くないんです。

 

下剤を使えば一時的にスッキリはして楽に
なりますが、下剤を使うことが当たり前に
なり常用すると、より便秘をひどくしてしまう
場合があります。

 

 

 

 

〇下剤を使うことによる問題点。

 

下剤を緊急的に使うことは仕方ないものの、
下剤を使うと出るからといって、常習的に
使い続けてしまうのはよくないです。

 

下剤を常習的に使うことがなぜ良くないのか
というと、以下のような問題点があるからです。

 

 

・下剤を使うことが常習化してしまうと、だんだん
 刺激に慣れて効かなくなってくる場合がある。

 

・下剤を長期にわたって頻繁に使うとことで、
 大腸に黒いシミができるなど異変が起こる
 可能性がある。

 

・下剤を使わないと便意が起きなくなってしまう
 という状態に陥る場合がある。

 

・下剤を使わないと排便が起きなくなり、
 下剤依存になる。

 

 

ちなみに、ここでいう下剤とは、
大腸を刺激して排便を起こす
タイプの下剤のことを指しています。

 

では、それぞれご紹介していきますね。

 

 

 

まず、第1の問題点として、

 

「下剤を使うことが常習化してしまうと、だんだん
 刺激に慣れて効かなくなってくる場合がある」

 

という問題があります。

 

下剤には、刺激性下剤と機械性下剤が
ありますが、コーラックなどの便秘薬は
刺激性の下剤となります。

 

刺激性の下剤はに大腸や小腸をを刺激する
下剤があり、アントラキノン系と呼ばれる
大腸を刺激するタイプの下剤は、アロエ・
センナ・大黄などの成分が使われています。

 

市販されている下剤の多くが、この大腸を
刺激するタイプのアントラキノン系下剤
だそうです。

 

 

この、刺激性の下剤であるアントラキノン系の
下剤は頻繁に使うことでその刺激に慣れてしまい、
効きにくくなってくるという場合があるんです。

 

今まで1錠で効いていた下剤が1錠じゃ効かなくなる
ことで2錠のむようになり、2錠で効いてたのが効かなく
なって3錠になり・・・と服用数が増えて行ってしまう
パターンが多いようです。

 

なので、下剤は本当に緊急なときに短期で
使うだけにとどめたほうがいいんですね。

 

 

 

2番目の問題点は、

 

「下剤をよく使う人は、大腸が黒くなる可能性がある」

 

ということです。

 

これは本を読んで知ったのですが、アントラキノン系の
下剤を常習的に長期使用している人の腸を、
内視鏡で見たときに、「大腸メラノーシス」というのを
起こしているのが見つかるということなんです。

 

 

この大腸メラノーシスは、腸の壁に黒いシミが
できてしまうということで、腸自体の働きも
弱めてしまうそうなんですね。

 

便秘に悩んでいる場合、ただでさえ腸の働きが
弱くなっていると思うので、大腸メラノーシスで
さらに弱くなってしまうというのは怖いなぁと
思いました。

 

 

 

3番目の問題点は、

 

「下剤を使わないと便意が起きなくなってしまう
 という状態に陥る場合がある」

 

ということです。

 

1番目の問題点のところで説明しましたが、
下剤には刺激性と非刺激性の下剤があります。

 

そして、コーラックなどの便秘薬は刺激性の
下剤なのですが、刺激性の下剤は腸を
刺激して強制的に動かす下剤です。

 

そういった刺激性の下剤をよく使うようになると
下剤で腸を刺激することで便意が起きるという
状態に慣れてしまい、自然な便意が起きなく
なってしまう場合があるということ。

 

便意が無くて便秘になるから下剤を使って出す
というかたも多いと思いますが、下剤を使えば
使うだけより自然な便意を感じにくくなるという
問題点があるんです。

 

 

 

4番目の問題点は、

 

「下剤を使わないと排便が起きなくなり、
下剤依存になる」

 

という問題です。

 

刺激性の下剤を乱用・常用していると、
3番目の問題であげた便意の消失が
おこったり、結腸の動きが悪くなることに
つながったりします。

 

 

そうなると下剤を使わないと排便が
できなくなってしまうという問題に
繋がってしまいます。

 

そうなると、下剤を使わないと便意も起きず
排便もできないからという理由で下剤を
手放せなくなってしまい、下剤に依存して
しまう状態になってしまうんですね。

 

 

下剤に依存するようになってしまうと、
そこから便意を取り戻すようになるためには
かなり大変だと本で読みました。

 

 

下剤をよく使うようになってしまうと、
このような問題点があるので、
なるべく下剤を使わずに便秘を
解消していきたいですね。

 

 

 

 

〇下剤を使わず自然なお通じをするために必要なこと

 

下剤を使うのが当たり前になってしまうと様々な
問題点があるので、下剤を使わずに頑固な便秘を
改善していく必要があります。

 

しかし、そう聞いたとしても、本当に頑固な便秘だと
すぐに治る方法もなく、どうしてもお腹の張りや痛みが
苦しかったりする状態だと、下剤を使用したくなります。

 

私も頑固な便秘には散々悩まされているので、
本当にその気持ちがわかるんです。

 

 

なので、下剤は一時的にしか使わなかったものの、
なんとか出したい一心で、浣腸を使ったことや
腸内洗浄にチャレンジしたことがあります。

 

どちらも確かにスッキリはするものの、結局のところ
身体に良くなさそうだなと早めに感じ、すぐに
使用することを辞めました。

 

 

浣腸や腸内洗浄を辞めたあと、頑固な便秘と
向き合っていくのは正直苦しい時が多かったです。

 

しかし、下剤や浣腸などに頼らないようにした
おかげか、あまり感じなかった便意も少しずつ
感じるようになれました。

 

 

今まで下剤を使っていた人や、便意をあまり感じない
という人は下剤を使わずに自然なお通じをすぐに
取り戻すということは難しいと思います。

 

ですが、このまま下剤を使い続けていっても、
便秘は良くなるどころか、悪化していくだけです。

 

 

本当に頑固な便秘を治したいのであれば、
いつかどのタイミングかで、下剤に頼るのをやめて、
頑固な便秘と向き合う必要があると思うんです。

 

そして、そのタイミングはできれば早い方がいいです。

 

何故なら、今変われなければずっと変われない
という事実があるから。

 

 

いつか良くなるだろう、という気持ちでいても、
良くならないんですよね。

 

これは私が実感していることです。

 

いつか良くなるだろうと思い、本気で便秘を改善する
行動を起こしてこなかった結果、便秘で15年以上も
悩まされ続けてきました。

 

変わるためには、自分で何か行動をおこさなければ
いけない。

 

そして、行動を起こすなら早い方がいい、
ということです。

 

 

 

下剤を使わないで頑固な便秘を治し、
自然なお通じをするために必要なことは、

 

・食事の改善

 

・生活の改善

 

・腸内環境の改善

 

・運動習慣を作ること

 

・ストレス対策をすること

 

などといった、便秘を改善する方法で
よく言われるていることを、しっかりと
あきらめずに実践することだと思います。

 

 

食事では、食物繊維を1日にどれくらい摂取できて
いるのかをしっかりと確認をするところからスタートし
足りなければ食物繊維のサプリを飲んでみたり、
FODMAPの食事法を試してみたりすることで、
お腹に良い食事を摂るようにします。

 

 

生活の改善では、まず夜更かしをしないことが
重要だと私は思っています。

 

夜更かしをしてしまい睡眠時間が短くなってしまうと
自律神経が乱れることに繋がります。

 

自律神経の乱れは便秘の一因なので、
睡眠不足は要注意です。

 

 

また、夜更かしをしなければ朝早く起きれる
可能性が上がりますよね。

 

そうなると朝の時間に余裕を持てるようになり、
軽く何か食べたり、トイレにゆっくり入れるように
なります。

 

 

特に、朝に何か軽く食べたり飲んだりする
ということが大切です。

 

というのも、蠕動運動の中でも排便に大きく
関係している「大蠕動」がもっとも強い時間帯
が朝だからなんです。

 

胃に水分や食べ物を入れることで、
胃・結腸反射という反応が起き、
それが蠕動運動を起こすきっかけに
なるんですね。

 

 

この大蠕動が起きやすい朝の時間に、水分や
軽く食事をとり、トイレへしっかりと行く習慣を
つけることも便秘改善の一歩になると思います。

 

 

 

次に、腸内環境の改善ですが、
3つの方法があげられます。

 

1つめは、整腸剤や乳酸菌などのサプリメントを
飲むことで善玉菌を腸内へと摂りいれて増やす
という方法。

 

2つ目は、すでに腸内にいる善玉菌を増やすために
善玉菌の餌となるオリゴ糖などを多めに摂取する
という方法。

 

そして3つめは、1つめの方法と二つめの方法を
両方とも同時にやるという方法です。

 

 

頑固な便秘を改善するためには、腸内環境を
改善し、腸内を良い環境にすることが必須だと
思っているので、善玉菌を増やすことを生活の
中にとりいれていくことが、頑固な便秘を改善
していくためにも必要だと思います。

 

 

 

次に、運動習慣を作ることが大事ということです。

 

病気等で寝たきりになると便秘がちになってしまう
ということがあるように、身体を動かさないと
便秘体質になってしまう可能性が上がります。

 

日常的によく歩く人ならまだしも、座り仕事が
多いとか、あまり歩いたりせず運動不足を
感じている場合には、まずは1日30分程度の
ウォーキングから始めると良いと思います。

 

 

私も運動はウォーキングからはじめ、なわとびや
ジムでの早歩きからのジョギングなど、毎日
なにかしらの運動をするようにしています。

 

個人的な意見ですが、速度が速めの
早歩きをするとガスが出やすい気がする
と感じました。

 

 

また、ウォーキングなどの運動にプラスして
腹筋を鍛える運動をすることも必須かなと
思います。

 

腹筋が衰えてくると、排便時に便を押し出す
力が弱くなってしまうからです。

 

便を押し出す力がないと排便がしにくいので
腹筋運動も毎日やるようにしたいですね。

 

 

 

そして、次はストレス対策をすることも
便秘を改善するためには重要だという
ことについてです。

 

便秘になるとただでさえお腹の不快感などに
ストレスを感じてしまうので、普段よりストレスが
溜まりがちになってしまいますよね。

 

 

そのストレス自体が便秘の原因となることも
あるので、ストレスをなるべくためないように、
対策をすることが大事です。

 

自分なりのストレス解消方法を試すとか、
リラックスする時間をしっかりとるなどして
ストレスをなるべく溜めないようにしましょう。

 

 

 

以上、自然なお通じをするために必要だと
思う事をご説明させていただきました。

 

これらの事を日常的に長い目で見て取り組んで
いくことで、頑固な便秘体質を改善し、自然な
お通じができる体質へと変えることができるのでは
と私は思っています。

 

 

 

 

〇まとめ

 

以上、頑固な便秘で下剤を使わないほうが
いい理由と、下剤を使うことによる問題点、
そして自然なお通じをするために必要な
ことについてご紹介させていただきました。

 

 

便秘の改善方法として、当たり前のことしか
書いていないかもしれません。

 

ですが、私はその当たり前の事を続けて行くことが
便秘の改善をするために一番大事ななことだと
感じています。

 

 

下剤や便秘薬などの薬で便秘を改善しようと
しても、それは一時的な対処でしかありません。

 

便秘体質になってしまっている自分の生活や
腸内環境、食事などを見直していくことで、
「便秘になってしまっている今」とは違った、
「スッキリできる毎日」という結果が生まれると
思うんです。

 

 

 

ただ、ここでご紹介したことは、便意をすでに
感じなくなっている方や、すでに下剤を使う
事が当たり前になっている方の役には
立たないかもしれません。

 

もし、そういった場合で、頑固な便秘で困っていて
すでに下剤を常用・乱用することが当たり前に
なってしまっていたり、便意を感じなくなっている
場合には、病院へ行くことが必要だと思います。

 

 

また、『「排便力」が身につく本』という
書籍がとてもお勧めです。

 

「下剤を無理なくやめて、頑固な便秘を改善
していくための方法」などが紹介されている本です。

 

 

「排便力が身に付く本」で、便意を感じない便秘
というのは、重症便秘のサインであるというように
書かれていました。

 

そのため、すでに便意を感じる事が少なかったり、
下剤を使うのが当たり前になってしまっている
場合には、一度病院へ行き、お医者さんの
診察を受けた方が良いと思います。

 

 

「排便力が身に付く本」には下剤依存についても
書かれており、下剤依存は軽症、中等症、重症
と分類されているようでした。

 

そして、中等症と重症の下剤依存の場合には、
病院へ行くべきだということです。

 

 

その理由は、自分の判断で下剤を辞めたり
減らしてしまうと、まったく排便ができなくなる
可能性があるからということ。

 

そのため、絶対に医師の診察の元に下剤の
減量などをしていくようにするべきだという
ことでした。

 

 

もし下剤を使うことが当たり前になってしまって
いる現状をどうにかしたい!と悩んだりしている
場合には、「排便力が身につく本」を読んでみる
ということから始めてみるのもいいのかもしれません。

 

 

以上、何か参考になりましたら幸いです。

 

便秘について

便秘を治す

便秘とサプリメント

便秘の薬と便秘薬

便秘の悩み

過敏性腸症候群

管理人プロフィールなど