便秘の治療を経験者が語る。病院での診察や処置、薬について。

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便秘の治療の経験談。病院での診察や処置・処方薬について。

管理人の加藤です。

このページでは便秘の治療について
紹介しています。

私は小さい頃から便秘気味で、
小学校くらいの頃から腹痛にも
少しずつ悩まされるようになりました。

そして、中学校3年生くらいから
本格的に便秘・下痢・腹痛といった
症状に悩まされてしまいまして、
病院によく行くようになったんです。

そんな私の経験から、便秘で病院へ
行ったらどんな感じなの？という事を
説明していきます。

便秘で病院へ行くとどんな診察を受けるのか？
どんな処置を受けて、どんな治療をしていくのか？

そういったことが気になっているあなたに、
何か参考になることがあれば嬉しく思います。

●便秘は何科へ行けばいいの？

便秘で病院へ行って治療を受けようと思った時に、
まず悩むことが、「何科へ行けばいいんだろう？」と
いう事ではないでしょうか。

私は最初母親に連れられて内科へ行っていましたが、
便秘や下痢・腹痛の症状がひどくなってからは
「胃腸科」という科へ診察を受けにいきました。

行っていた総合病院に内科と別で胃腸科が
あったので、そこに行くようになったのがきっかけです。

その後は、ネットで調べて見つけた別病院の
胃腸科へ通うようになりました。

胃腸科という名前だけあって、専門的な
感じがして、いいように思えました。

あと私はいった事がないですが、消化器科へ行くという
選択肢もあるみたいですね。

また、「便秘外来」という便秘専門の科もありますが、
私はいった事がありません。

便秘外来って聞くと便秘で悩んでいる身としては一度
行って見たいですよね。

どんな診察や処置をしてもらえるのか、気になります。

●便秘で病院へ行くと、どんな診察や処置を受けるの？

便秘を治療するために病院へ行った場合、どんな診察や
処置を受けるのか？ということも気になるところだと思います。

そのことについて私の経験からお話ししていきます。

便秘で病院へ行った時の診察で今まで受けたことがあるのは、

・対話をして症状や悩みを伝える

・お腹の触診

・レントゲンを撮る

・腸の検査をする

と言った感じです。

診察は基本的には話しで終わることが多かったかなと
覚えています。

何で悩んでいるのか？どういう症状に困っているのか？

ということを伝えて、それについての原因や改善のための
アドバイス等を教えてもらう。

この辺は、基本的に他の病気で病院へ行くときと
変わらないと思います。

そのあとは、薬を処方して終わりの場合もあれば、
お腹を触診して確かめる場合もありました。

また、レントゲンを撮ったこともありますし、
腸の検査をすすめられたので予約して
実際に検査に至ったこともありました。

あと一度、外出時にあまりの腹痛に襲われて
緊急外来へ行った事があります。

その時の腹痛の原因は便秘だったのですが、
その時受けた処置は、「浣腸」です。

看護士さんにトイレで浣腸をしてもらい、
溜まっていた便を出すことで腹痛は治りました。

そういうことも私は経験したので、よっぽど酷い便秘で
今現在腹痛に悩まされているという場合には、直ぐに
浣腸などの処置を受ける場合もあるかなと思います。

あと、便秘だけでなく下痢で悩んでいた時には
お腹に変な菌がいないか、便の検査をしたことも
ありましたね。

私の経験では、対話で終わるパターンが多くて、
たまに触診されるくらいだったかなと。

レントゲンを撮ったことは1度だけです。
その時は便とガスが凄い溜まっていると言われました。

あと、腸の検査は「やってみる？」と言われてから
自分の意志で予約を取って、その後受けました。

浣腸も1度だけで、めちゃくちゃお腹が痛くて相当に
症状が重かった時に受けたという感じです。

なので、便秘の治療で病院へ行ったとしても
そのまま浣腸しようとか、腸の検査をしようと
その日にやることはよっぽどの事が合ったりした
場合じゃないと無いんじゃないかな、と思います。

便秘で病院へ行こうと思った時に心配に
なるのが、そこですぐに何かしらの処置を
されるんじゃないか？って事だと思います。

行ったら浣腸をやることになるんじゃないかとか、
何か検査をされたりするんじゃないかって、
ちょっと心配になりますよね。

でも、よっぽどのひどい症状の場合とか
今すぐ出したいんで浣腸してください！とか
そういう場合以外は、基本的に会話と
触診で終わるかなと今までの経験から思います。

●便秘で病院へ行くとどんな薬で治療していくのか？

便秘の治療を病院で受けようと思って診察を受けた後、
薬が処方されますが、どんな薬で便秘を治療していくのか
ということを説明しますね。

私が便秘で病院へ行き始めた時は、確か整腸剤を
処方されたと思います。

基本的に整腸剤で、あまりにひどい便秘で悩んでた時は
下剤も処方された覚えがあります。

私が処方された下剤の名前は忘れてしまいましたが、
坐薬タイプの物を使った覚えがありますね。

その薬であまり良くならなくて、その後は便秘と
下痢を繰り返す症状で悩み始めました。

そして胃腸科へ行って過敏性腸症候群だと診断を
受けました。

その後は、過敏性腸症候群の治療薬と整腸剤を
処方されていったんです。

一番最初に過敏性腸症候群だと診断を受けたのが
中学3年生の終わりの方だったのですが、当時飲んでいた
薬の名前を今は忘れてしまいました＾＾：

高校生の頃は調子が良くて、整腸剤を飲むくらいでした。

確かお医者さんへはあまり行かなくて、市販の整腸剤を
飲んでいたと思います。（ビオフェルミンとか）

その後、また症状がでてきてしまい別の胃腸科へ
行くようになり、そこで腸の検査をしました。

そして、再度過敏性腸症候群だと診断されたんです。

私は便秘と下痢を繰り返すという症状だったのですが、
便秘の方が多かったので、

酸化マグネシウム、セレキノン、ラックビー

といった薬を処方されていました。

酸化マグネシウムは、便を柔らかくする下剤です。

セレキノンは、消化管運動を整えるというお薬です。

そしてラックビーは、ビフィズス菌からできている整腸剤です。

この３つの薬を飲んで、私は治療をしていました。

私が行っていた胃腸科では、下剤が処方される場合には
習慣性の少ない非刺激性の塩類下剤を処方するように
していたようです。

●便秘を漢方薬で治療することもあるの？

私は病院に行って漢方薬を処方された経験がないので、
今まで漢方薬で便秘を治療したことはありません。

ですが、便秘の治療に漢方薬は使用されていて、
病院によっては漢方薬が処方されることもあるようです。

便秘の治療に使われる漢方薬には、

・大黄甘草湯（だいおうかんぞうとう）

・桂枝加?薬大黄湯(けいしかしゃくやくだいおうとう）

・桂枝加?薬湯(けいしかしゃくやくとう）

・麻子仁丸（ましにんがん）

・潤腸湯（じゅんちょうとう）

・大柴胡湯（だいさいことう）

・桃核承気湯(とうかくじょうきとう）

・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう）

・補中益気湯　（ほちゅうえっきとう）

・当帰建中湯　（とうきけんちゅうとう）

・潤腸湯　（じゅんちょうとう）

・防風通聖散（ぼうふうつうしょうさん）

・調胃承気湯（ちょういじょうきとう）

・大黄牡丹皮湯（だいおうぼたんぴとう）

といった薬などがあり、それぞれ体力の有り無しや
便秘以外の症状などに合わせて処方されるようです。

漢方薬での便秘治療は試したことがなかったのですが
一度試してみるのも良かったのかもと思いました。

●便秘の治療で長年病院へ行って思う事。

私は便秘を治療したいという想いから、
長年病院へ通院していました。

病院へ行って感じたことは、便秘ってあんまり
重くとらえられてないかも・・・という事がしばしば
あったなぁということ。

お医者さんによっては忙しいからか、あまり話しを
しっかりと聞いてくれていないような気がする方も
いらっしゃいました。

少し話をして、下剤出して様子みましょう、といった
診察ですぐに終わってしまったりといった感じで。

そういったことが多かったような印象が残っています。

もちろん、しっかりと話を聞いてくれるお医者さんも
いたのも覚えています。

そういったお医者さんに診察をしてもらえたときは
心が少し軽くなって、症状が少し楽になったような、
そんな記憶もあります。

便秘の悩みを抱え込んでいる事がストレスになって
さらに便秘になってしまっているという場合には、
お医者さんと話をするだけでも少し症状が緩和する
可能性があるのかもしれないと思いました。

そして診察の後は薬を処方されますが、
便秘の治療をしていく薬は基本的に
整腸剤でしたね。

整腸剤の種類にも色々とありますが、
私が処方されたのはラックビーや
ミヤＢＭといった整腸剤です。

あとは下剤の酸化マグネシウムなども処方されていましたが、
私はあまり薬が合っていなかったかもしれないです。

整腸剤と酸化マグネシウムを飲んでいてもあまり便秘が
改善された感じがしなかったので。

今思えば試したことのない漢方薬などを使ってみるのも
良かったのかもしれません。

そうして本当に長いこと整腸剤や塩類下剤などを飲んで
便秘を治療してきましたが、それで今思う事は、

「やっぱり薬だけじゃ便秘は改善しないのかなぁ・・・」

ということですね。

薬だけで便秘が改善する方もいらっしゃるとは思うので、
あくまでも私の感じている経験談ですが・・・。

ずっと薬を飲んできて、一時的に症状が良くなったりして
「お、薬が効いてるのかな？」と思う事もありました。

でも結局、その後また便秘の症状を繰り返したりして、
「やっぱ変わってないなぁ・・・」とガッカリするという感じを
繰り返していたんですよね。

こんなに便秘・下痢・腹痛が治らないなんて、
腸に問題があるんじゃないか？と思ったこともあり
腸の検査も何回かしました。

最初の検査結果では「ちょっと炎症がある」ということを
言われましたが、その1年後以降の検査では、
腸の炎症も治り、問題ない綺麗な腸だと言われました。

検査後は安心感もあったのか少し便秘の症状が
良くなった期間がありましたね。

でも、その後やっぱり便秘になってしまって・・・。

処方されていた薬も効果をそこまで感じなくて、
思うように便秘が改善されなかったため、
いつしか病院へ通う事を辞めてしまいました。

私は本当に何年も何年も病院へ行って、
診察を受けて処方された薬を飲んでいました。

そうしていくことでいつか便秘が良くなるんじゃないかなと
考えて治療を続けていました。

でも、何年も薬を飲んでいても便秘が治らなかった。

ということは、便秘を改善するには薬以外に必要な
事があるんじゃないか？と考え、思い至りました。

不規則な生活をしていたり、好きな物ばかり食べていて
食生活のバランスが悪かったり、水分が不足していたり
運動を全然していなかったりなどなど。

自分の生活習慣や食生活などに原因があり、
そこを正していく必要があるのではないだろうかと
思いました。

そういった所から改善していかないと便秘の根本的な
解決にはならないんじゃないかと思っています。

●まとめ

以上、便秘の治療で病院へ行く事について
書いてきました。

色々と書いてきましたが、もし便秘が長引いている場合には、
一度病院へ行って診察を受けたほうがいいかもしれません。

特に、便秘がもう何年も長引いていて悩んでいる場合、
腸に何か異常があったり、なんらかの病気が原因に
なってしまっている場合もあるので、要注意です。

それをハッキリさせるためにも、一度お腹の検査を
受けてみるということも便秘の治療には必要なのかな？
と個人的には思っています。

検査を受けて腸に異常もなく、病気が原因で便秘に
なっているわけでもない場合は結構安心しますよ。

「病気でもないし、腸も健康だったら大丈夫じゃん！」って（笑）

また、腸の検査をしたあとは何故か便秘が
少し良くなったりもします。

腸の検査をした時に全て出すからでしょうか？

その調子が良くなった流れに乗ってそのまま便秘が改善しそうに
なったこともありました。

結局私はまた便秘になってしまいましたが、やっぱりその後の
生活習慣や食生活、食事の内容などに問題があったのかなと
今では思っています。

お腹に異常がなくて、調子がちょっと良くなったといって
お菓子やら好きな物やらを食べすぎちゃったりとか
不規則な生活をしてしまっていたこともありました。

そういったところを正すことから目をそむけて、お医者さんと
薬に頼るだけで便秘を改善しようとしていこうとしたって、
そりゃ治らないですよね＾＾；

薬に頼る前に、便秘の原因になっているであろうことを
自分なりにしっかりと考えること。

そしてその原因になっていると思う事をちゃんと改善していくことで
長年悩まされてきた便秘も改善に向かっていくのかなと思いました。

便秘の治療について