女性に便秘が多い理由とは

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便秘が女性に多い理由は?

 

管理人の加藤です。

 

この記事では、女性に便秘が多いという理由について
ご説明していきたいと思います。

 

 

便秘の悩みは一般的に女の方が多いというイメージが
ありますよね。

 

男性よりも女性の方が便通で悩みやすいというなら、
その理由はなんなのか?ということが気になるところ。

 

その気になる理由についてお話ししていきますね。

 

 

 

〇女性は詰まり、男性は下す?

 

「女はつまる 男はくだる」という本がありますが、
女の人は便秘になりやすく、男の人は下痢に
なりやすいようなイメージがあるのではないでしょうか。

 

私としてもイメージ的には、男性は下痢になりがちで
女性は便秘になりがちなのかなって思っています。

 

 

本で読んで知りましたが、ストレスが大きな原因となる
過敏性腸症候群という病気でも、女性は便秘の
症状が多い傾向、男性は下痢の症状が多いという
傾向があるようです。

 

男性と女性でどうしてこのような違いが出てくるのか
本当に不思議ですよね。

 

その理由について調べてみたので、7つにわけて
お話ししていきます。

 

 

 

 

 

〇女性に便秘が多いと言われている理由

 

女性は便秘になりがちな人が多いと言われていますが、
その理由はなんなのか?

 

どういった影響があって、男性よりも便秘になりやすいのか?

 

ということについて7つにわけてお話ししていきますね。

 

 

 

1、生理による影響

 

まず最初にお話しするのは、生理による影響が
便秘に関係しているというお話しです。

 

生理前になると便秘になってしまって困っている
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

それは、「黄体ホルモン」というホルモンの影響が
理由だということなんですね。

 

黄体ホルモンは生理前に分泌が増えるそうで、
この黄体ホルモンの受容体というものが、
便を移動させる腸の運動を抑制するという
作用を持っているということ。

 

 

腸の運動を抑制する働きをもっているホルモンの
分泌が増えてしまうと、それは便秘がちになったり
いつもより便通がよくないなぁということに繋がって
しまうだろうなと思いました。

 

便秘がちになると、便がいつもより固くなるし、
固くなることでさらに出にくくなってしまいます。

 

なので、水分をいつもより多めに摂るなどの
工夫をするのも対策になるかもしれません。

 

 

 

2、ダイエットでの食事制限や小食による影響

 

2つ目の理由としてお話しするのは、ダイエットに
よる食事制限や普段からあまり食べないなど
小食による影響についてです。

 

食べる回数を減らしたり、食べる量が少ないと
便を作る要素になる食べ物のカスも少なくなって
しまいますし、食物繊維などの便秘に良いと
言われているものも、少ししか摂れなくなります。

 

そうなると、便が出にくくなる可能性が高くなるので
その結果便秘につながっていってしまいます。

 

 

女性はダイエットをしようと思うことがあるでしょうし、
体重に気を使ったりして普段から小食な傾向がある
という人も男性に比べると多いのではないでしょうか。

 

そのことが、男性よりも女性の方が便秘になりやすい
と言われている理由の1つになるのかなと私は思います。

 

 

ダイエットを始めたことが便秘で悩み始めるきっかけに
なってしまったというパターンが多いという話を聞いたことも
ありますし、小食だったり食べないという事も便秘に繋がる
理由になると思うので食事には気を付けていきたいですね。

 

 

 

3、筋肉量が少ないことによる影響

 

女性は男性に比べると筋肉量が少ないですが、
そのことも女性の方が男性に比べて便秘で悩んでいる
人が多いという理由の1つです。

 

排便するときに使う括約筋や腹筋などの筋力が
男性に比べて弱いので、男性よりも女性の方が
便秘になりやすいということなんですね。

 

 

腹筋は排便でいきむ時にも必要になる筋肉なので
腹筋が弱いと便を押し出す力も弱くなってしまう
ようです。

 

便が押し出す力が弱いと便秘になりやすくなって
しまうので、便秘対策に腹筋運動などをする
ということも必要かもしれません。

 

 

 

4、冷え症による自律神経への影響

 

女性は冷え性の方が多いと思いますが、
その冷え性による影響も便秘になりやすい
という理由の一つです。

 

女性は男性よりも筋肉が少ないのですが、
筋肉は熱を作るので、少ないことで冷え性に
なりやすいということ。

 

 

身体が冷えてしまうと細い血管が
収縮してしまいます。

 

そうすると自律神経の交感神経が優位に
なってしまい、 交感神経が優位になると
腸の働きが抑制されてしまうんです。

 

 

つまり、冷え症で身体が冷えてしまうと
腸の働きが低下してしまうということ
なんですね。

 

もし、冷え性で便秘気味という場合には
冷えの対策をすることが便秘体質の改善に
必要になるかもしれません。

 

 

 

5、トイレを我慢してしまうことによる影響

 

女性は男性に比べて、トイレを我慢しがち
ではないでしょうか。

 

男性なら大きい方をしたくなってもあまり
気にせずに行ける人が多いと思います。

 

ですが、女性は気恥ずかしさ等により、
少しならと我慢をしてしまったりしませんか?

 

 

便意を我慢してしまうと、便意を段々と
感じにくくなってしまいます。

 

その結果、便秘気味になってしまうんです。

 

なので、便意を感じたらできるだけすぐに
トイレへ行くようにすることが、便秘体質に
ならないためのポイントだと思います。

 

 

 

7、腸の形による影響

 

本を読んで知ったのですが、便秘の原因には
腸の形による影響もあるということなんです。

 

ねじれ腸や落下腸といった言葉を聞いたことは
ありませんか?

 

そういった形の腸だと、便が詰まりやすかったりして
便秘になりやすいようなんですね。

 

 

そして男性よりも女性の方が、腸がねじれたり、
落下しやすいみたいなんです。

 

女性の方が男性より筋肉量が少ない事、
そして骨盤が広がっている事などが理由となり、
腸が動きやすかったり、落ち込みやすかったり
するのではないか?ということでした。

 

こういった腸の形が便秘の原因となっている
可能性もあるのかもしれません。

 

ねじれ腸や落下腸に対してのマッサージを
続けていくことが、対策になるかもです。

 

 

 

5、下剤の常用による影響

 

女性は男性に比べて便秘になりやすいので
下剤を普段からわりと使いがちだということも
理由の一つだと思います。

 

テレビのCMなどでもよく紹介されているので
便秘で数日出なかったら当たり前のように
下剤を使ってしまうという方もいるのでは
ないでしょうか。

 

 

ですが、下剤は基本的には使わない方が
いいお薬です。

 

特に腸を刺激するタイプの下剤を便秘になる
たびに使っていると、腸の働きがどんどん弱く
なっていってしまうんです。

 

そうなると、下剤を使わないと便が出ないという
ところまで便秘が悪化してしまう場合もあります。

 

 

下剤にはそういった危険性もあるので、安易に
使わないようにしたほうがいいです。

 

ダイエット目的で下剤を使うような話も聞いたことが
ありますが、それは絶対にやめた方がいいと私は
思います。

 

下剤は本当に苦しい時に一時的な処置として
使うべきで、さらに使う場合には酸化マグネシウム
などの副作用の心配がないというタイプの下剤を
使うなど気を付けるようにするべきだと思っています。

 

 

 

〇まとめ

 

女性が男性に比べて便秘が多いという理由について
ご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。

 

・生理による影響

 

・ダイエットでの食事制限や小食

 

・筋肉量が少ないこと

 

・冷え症による自律神経への影響、

 

・トイレを我慢してしまいがち

 

・腸の形による影響

 

・下剤の常用をしがち

 

といった理由について説明をしてきました。

 

 

女性特有の理由や男性との違いなどが理由となって、
男性よりも女性のほうが便秘になりやすい要素が多い
という事なんですね。

 

 

これらの理由があるということを知り、気を付けていくことが
便秘の対策になるのかなと思います。

 

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